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宮崎興治の日常 2013年3月 4ページ目

高校3年生へ

卒業おめでとう。

3年間、本当におつかれさま。


今日は、今まで頑張ってきたみんなに話しをするね。

よく、「過去は変えられない」って言うよね。

でも、実は過去は変えられる。



私は26歳のとき、塾を作って、つぶしたことがある。

東京に本社のある電機メーカーで働いていたのだが、

大学時代にアルバイトで経験した塾がやりたくてやりたくて、

お金があまりないのに、

当時貯金していたすべてのお金を使って、

大阪にたった1人で学習塾を作った。

毎日毎日休みも取らずに、ただただ一生懸命に仕事をした。

目の前の生徒たちのことを想って。

でも、どれだけがんばっても、

全然うまくいかなくて、お金も全部なくなって、

そして心を病んでしまって、

塾を閉めることになった。

お金も全部なくなり、仕事も全部なくなり、

私には何もなくなってしまった。

狭い部屋にたった1人で閉じこもり、

「自分は生きている価値がない」

と思っていた。


それでも生きていかなければならないから、

何とか再就職をして、

ギリギリの生活を続けていた。


ようやく人並みの生活ができるようになり、

精神面も正常に戻ったけど、

塾を作ったときのことは絶対に思い出さないようにしていた。

私の人生を狂わせた元凶だったから、

思い出したくなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あれから数年が経ち、

私は尾道で学習塾を作った。

今、あの頃のことを振り返ってこう思う。

「あのとき塾を作って、失敗してよかった。」

当時の失敗があったからこそ、

今、こうしてたくさんの生徒たちに囲まれることができている。


あのときなんで上手くいかなかったのか、

尾道に塾を作る前にたくさん考えた。

そして、上手くいかなかった多くの理由がわかった。

だから今回はそうならないようにした。

失敗から多くのことを学んだから、

今日もこうして楽しく生徒たちに数学を教えることができている。



26歳のとき、私が塾をつぶしたという事実は変わらない。

以前の私はその事実を不幸なことだと思っていた。

でも、今の私はその事実があって本当に良かったと思っている。

同じ過去なのにね。


何が言いたいか。

今の自分が、過去の自分をどう思うかで、

過去は変えることができる。


過去を変える方法の1つは、

今の自分が幸せであること。



今回の受験で、

自分の行きたい大学に合格できた人、

自分の行きたい大学に合格できなかった人、

いろいろな人がいると思う。

悔しくて泣いた人もたくさんいるだろう。

でもね。

大事なことは、自分の選んだその道を一生懸命に生きることだよ。

自分の行きたかった大学に行けなかったとしても、

その大学で一生懸命がんばれば、

「この大学に来てよかった。」

と思えるようになる。

逆に、自分の行きたかった大学に行ったとしても、

ダラダラ過ごしていたら

「こんな大学に来るんじゃなかった。」

と思うようになる。

だから、大切なことは、今を一生懸命生きること。

今が充実しているなら、

過去の自分を全部認めてあげることができるから。


だから、“今”を一生懸命に生きようね。


あなたたちの“今”が、

どうか幸せでありますように。

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